太陽熱温水器
太陽熱温水器とは?
日向に水を汲んで置いておけば自然に暖かくなって、夏場であればそれでも十分お風呂に入れますよね。
それをなるべく、効率よくお湯が沸かせるように改良されてきているのが太陽熱温水器です。
太陽熱温水器は、効率がいい?
太陽光のエネルギーは、1㎡あたり、約1kWあります。
太陽電池モジュールのエネルギー変換効率は13~17%ですが、 太陽熱温水器の変換効率は約50%もあります。
片や電気を作るもの、片やお湯を沸かすものという違いがありますが、
太陽熱温水器はなかなか、やるでしょ?
太陽熱温水器 | 太陽光発電 |
太陽熱温水器を効率よく利用するためのポイント
太陽熱温水器は
「 夏にはお湯が余るほど沸きすぎますが、冬になるとぬるくてそのままでは入れない」
というのが宿命ですが、それを少しでも改善するには、
冬に、垂直に日射があたるように設置します
黄道は天の赤道に対して23.4度傾いています。
北緯35°の地域であれば
太陽が赤道上にあり
春分の日、秋分の日には、
90-30°=55°というのが南中高度です。
冬至には、そこから23.4°南に傾くので31.6°
逆に夏至には78.4°まで昇ってきます。
▲先頭に戻る
太陽熱温水器の種類
一番シンプルな開放・自然循環式
・シンプルな構造のため価格が安い
・屋根の上に乗せるため、地震に対して心配してしまう。
・屋根の高さからの落とし込みなので、給湯圧力が低いためシャワーの勢いが弱い。
・給湯圧力が低い為に、ガスや石油の給湯器にそのまま接続できない場合がある。
・水道の圧力がそのまま使えるのでシャワーの勢いが良い。
・ほとんどのガス・石油式給湯器に接続ができる。
パネルとタンクを分離し、パネルだけを屋根に載せるため、外観がすっきりとし、屋根への負担も少なくてすむ。
パネル面積、タンク容量とも大きいのでお湯がたっぷり使えます。
今後の課題
従来は、集熱性能を上げることを最優先に開発されていましたが、今後はCO2排出量の削減という視点で、コストパフォーマンスのよい製品が必要になると思います。
設置しやすく、使いやすい。CO2の排出削減につながります。
▲先頭に戻る